近年、都市近郊河川においても魚が周遊している現場を目撃することが多々あります。工場排水、生活排水などの流出規制などが強化され、水質改善が進んできたからです。そこで身近な河川でオイカワ釣りにシニアに人気のフライフィッシングでチャレンジしてみました。

目次
オイカワとはどんな魚なの?

オイカワの概要
標準和名 | オイカワ(追河) |
分類 | コイ目・コイ科・ダニオ亜科・オイカワ属 |
分布 | 日本・朝鮮半島・中国 河川の中流から下流域に生息 |
全長 | 15cm |
別名 | ヤマベ(東京)・ハス(大阪)・シラハエ(高知、岡山) |


オイカワの習性・特徴
オイカワの基礎知識
- 北陸・関東地方より北部の本州、四国の瀬戸内側、九州の北部に自然分布する淡水魚です。
- 河川の中流域から下流域、湖沼などに生息し、夏は浅場・冬は深場に生息しています。
- 体は側扁し腹部と体側は銀白色、背部は淡褐色や灰色を帯びた青色
- 体側には赤みを帯びた7~10筋程の黄斑が並んでいて、川の上などから見ると背中には黄色の筋が見えます。
- 雌雄ともにしりびれがかなり大きく、側線は完全で体側の中央よりもやや下あたりわ縦走しています。
- 雑食性で、おもに付着藻類を食べるが、水生昆虫、落下昆虫、底生動物、浮遊動物など生息している環境よって様々なものを食べます。
オイカワの繁殖期の特徴
- 繁殖期は5~8月で岸近くの平瀬で流れの緩い砂礫底で産卵すます。
- 産卵にあたって雄は直径30~50cmの産卵床をつくるが、これをめぐって激しい縄張り争いをします。
- この時期の雄は鮮やか婚姻色を示し、体側は光沢のある赤や青緑色を帯びます。
- 卵は2~3日で孵化し、稚魚は3~4日ほどは産卵床に留まります。
- その後河口付近まで下り、成魚になると川の中流域に上がっていきます。中流部などで下流形態を示すような河川では稚魚の流下はそこでとまることがあります。
- 寿命は長いもので5年程度。ふつうは3~4年といわれています。
https://aqua.stardust31.com/koi/koi-ka/oikawa.shtml
近年の河川改修などによって平瀬が拡大し、オイカワの生息環境は広がっています。カワムツにくらべると水の汚れにも強く、生活排水が流れこむような都市部の河川にも生息し、オイカワの生息数は増えています。
オイカワは釣りやすいこともあって、釣りの対象魚としても人気があます。クセのないおいしい魚で、塩焼きや天ぷら、煮つけにもされます。


オイカワはどうやって釣るの?




オイカワ釣りの種類
オイカワ釣りの種類は日本古来の釣法と欧米から入ってきた釣法に区分される。日本古来の釣法は5種類で浮き釣り、ミャク釣り、毛ばり釣り、オランダ仕掛け、テンカラ釣りです。欧米から入ってきたものはフライフィッシングとルアーフィッシングに分類されます。
日本古来の釣法

日本古来の浮き釣り、ミャク釣り、毛ばり釣りについては上図の通りです。
釣る対象魚が変わっても、この3種類の釣法は同じです。魚の大きさによって道糸やハリスの太さ(号数)を変えれば対応できます。
https://www.thrilling-tsurilling.com/zacco
欧米の釣法
欧米から伝わってきた釣法は「ルアーフィッシング」と「フライフィッシング」の2種類です。ルアーはショアとオフショアすなわち海水か淡水かに区分され、魚種もたくさんあるので、とても説明しきれません。また今回のテーマでは直接関係ありませんので、割愛させていただきます。フライフィッシングにつきましてはこの記事の展開と大きくかかわってきますので、次項で説明させていただきます。
フライフィッシングでオイカワを釣る


フライフィッシングを始めた動機

自称『炎の奮戦士』として闘病生活と闘いながら、Toshi爺もシニアライフを人並みに楽しんでいました。でも釣りへの思いが断ち切れずにいました。まさに、”ひらめき”ました。『シニアでも魚釣りはできる!』さあ、行こうぜ!
- 毎朝散歩するコースの中で、。家からも近い距離に矢田川がありました。
- 最初は河川敷を歩くだけで、水の流れも気にしていませんでした。
- ある日、太陽がかんかん照りで暑くて川岸に近づいたとき発見しました。
- あれ、水が結構きれいだよ!水のなかに手を入れてに匂いをかいでみました。変な匂いもしませんでした。
- そうだ、矢田川はきれいになったのだ!思わず感動しました。
こんなに水のきれいな矢田川が家の近くにあるんだから、散歩だけじゃもったいないと思いました。そうだ、魚釣りでも始めたら、楽しめしめそうだ!
フライフィッシングでオイカワを釣りたい
- 散歩と釣りとスーパー銭湯、これが現在のToshi爺の最大の関心事です。
- 散歩は今でも毎日行くことができますが、釣りはもう2年近くいけていません。体力のないシニアでもできる釣りはないかと毎日考えていました。
- 釣りは「防波堤の釣り」「渓流釣り」「船釣り」など、いろいろな釣りをやってきましたが、「船つり」が一番好きです。
- 車の運転に不安を抱くようになって、一人では釣りに行けていないのです。シニアでも高齢者の部類に入り、 そろそろ「免許証の返還」も視野に入れています。
- 矢田川なら歩いて5分もあればいけるので、この川の魚釣りを趣味にしようと思いました。シニアライフのエンジョイ策として最適の趣味かもしれません。この考えも歩きながら”ひらめき”ました。人間ってスゴイな!
- 釣法は難しいけど、今どきのシニアに人気のあり体の動きが多い「フライフィッシング」に決めました。


矢田川オイカワポイントを探す



矢田川オイカワポイントを3つ選びました。まだ、下見だけで竿は出していません。どのポイントも良さそうで、オイカワがすぐ食いつきそうです。なにをやるにしても”ひらめき”が肝心です。ひらめきにもたれて早く結果を出したいのですが、フィッシングは初めてやるものですから、まだ、研究中です。
オイカワフライフィッシングの釣果はいかに?
がん闘病生活のあいまにシニアライフをエンジョイし、悔いのない人生の終活を全うする。これがいまのToshi爺の切なる願いです。いつも頭のなかで”ひらめき”考えている『2020年の東京オリンピックはぜひ見たい』。これについては、なんとかクリアできそうです。
シニアライフをエンジョイするための1つの方策として、家の近くに歩いて行ける場所で、釣りができる環境が存在しています。Toshi爺はこの環境を活かすことができるのか?それとも・・・
この続きは、次回まで、お楽しみに!
