伊勢湾ではアジは年中釣れているので、珍しい魚でもなく、スーパーでも簡単に手に入る大衆魚です。アジ船釣りの釣り方はコマセカゴを付けたサビキ仕掛けで釣ります。
小さいアジは簡単ですが、30cmを超える大アジは水深が100m近くもある場所でしか釣れないので、かなり難しい釣りになります。大物にチャレンジする、それが釣り人魂です。狙え40cm超の大アジ!
これを読めば大漁間違いない!アジ船釣り伊勢湾伊良湖沖の大アジ釣りをご伝授いたします。

目次
アジ船釣りで使う道具
竿・電動リール・竿受けの主要3種
船釣り用で使用する竿・電動リール・竿受けは魚種が変わっても、共通で使用できます。
カサゴ釣りの時に説明しましたが、一度購入すれば、何十年と使用できるので、できればハイエンドモデルを購入し、長く使った方がお得です。
購入するのに迷いがあるなら、当分貸竿で間に合わせて、納得がいくものが見つかってから、購入しても遅くはありません。
時間を掛ければそれだけ納得度も高まり、後悔はしないはずです。今回はToshi爺がおすすめする品をご紹介させていただきます。
おすすめの竿(長さ2.7m・7:3の先調子)
おすすめの電動リール(PE3号400m巻き)
竿受け(ロングサイズ)


アジ船釣り胴付仕掛け

アジ船釣りは基本的にすべて『胴つき仕掛け』を使用する。乗合船の場合、乗船料と引き換えに仕掛け1セットが支給されコマセカゴ、オモリは貸出で、帰りに返却します。
根がかりなどで失くした場合は、実費負担です。仕掛けは1セット400円、オモリは200円、コマセカゴ1000円程度の金額です。(2020年現在)
仕掛けは釣り具屋さんで買うより断然安いです。
【七福丸の仕掛け】
胴突きサビキ5本針、おもり80号、エサアミエビのコマセ、という仕様


アジ船釣り 釣り方実践
釣行日の決め方(潮の動きの少ない小潮を選ぶ)
もし、日程に便宜を図ることができれば、潮回りは動きの少ない『小潮』『長潮』を選ぶべきです。
船釣りは陸釣りと違って、潮の干満差・動きの緩急差の少ない方が「仕掛け」が海中で安定するので、釣果も高い!
漁場(釣り場)に着くまでにやっておきたいこと
乗船してから、釣り場に着くまでにやつておきたいこと。道具3種(竿受け・竿・電動リール)のセットアップ。
電動リールは乗合船は電源コンセントが各自(2~3人に1カ所)ついているので、それも繋いでおく。
仕掛けは船が釣り場まで走っている間は風が強く、絡まるので到着したらすぐ付ける。
出船前の道具の準備ができたら、『海釣図Ⅴ』で本日予定の釣り場の漁礁や付近の漁礁および水深などを予め調べておく。
大アジ釣り、仕掛けと釣り方の実際
本日の予定の釣り場は神島を右手後ろに見た位置の伊良湖沖水深70~80mの場所です。『海釣図Ⅴ』でみた通り、勾配も急なところです
大アジ釣りの仕掛けは常に、新しいモノ、2~3匹掛けたら、仕掛けを新しいモノに変える
釣れる数は少ないので、極力バラシをなくしたいので、常に新しい仕掛けを用いる

いよいよ、本日の第一投です。船長の合図で仕掛けの投入です。
- ポイントの深さは70~80mで、最初は80mが底となる場所から始め、70mまで駆け上がる場所までを繰り返して流します
- リールに指を乗せて、軽くサミングしながら、糸を出していきます
- 海底に着くと、糸ふけが出るので、着くと同時に竿を持ち上げて糸ふけを取ります
- 仕掛けが安定したら、2mくらい(リールを2~3回巻く)底を切って、仕掛けを上下してコマセを巻きます。そしてすかさず竿を上にあげて、仕掛けをコマセの中に入れます
- アジのアタリがあったら、軽く竿を上げて合わせます。小さく、あまり強くなく、どちらかというと、向こう合わせに近い感じです
- アジが上の針か下の針か判断して、下の針に掛かったのなら、20~30cm仕掛けを上げます。上の針なら、仕掛けを下げて、追い食いを待ちます
- 1分以上たっても、アタリがなければ、仕掛けの長さ分2~3mの間はゆっくり手巻きで巻き上げます。そこで、アジがかかっていれば1匹でも巻き上げます。竿受けに竿を置き、電動であまり早くなく巻き上げます
- スピードを変化させるとアジの口がきれてバレることもあります
- アジが掛かって上がってきたら、電動リールは自動で止まります。竿受けの竿を持ち上げて、アジを取り込みます
- 根がかりに注意すること
- 水深が深いので、できるだけ重連を狙います
- 魚を上げたら、次のポイント開始まで、待ちます(1流し1回)
アジ船釣り・まとめ
伊良湖沖でのアジ船釣り、お楽しみいただけたでしょうか?実際の釣り方について、できるだけ詳しくご紹介しました。アジ船釣りに興味が沸かれましたら、一度経験されたら?