完全ワイアレスイヤホンがBluetooth5対応で各メーカーとも新製品を発表しています。
イヤホンも分離型の完全ワイヤレスイヤホンというタイプが主流になりつつあります。
製品としての完成度やBluetoothコーディックなどに照らし合わせて、本当に今買い時なのか調べてみました。また、ハイレゾ再生も気になるところです。
目次
最新の完全ワイヤレスイヤホン
昨年末に1つ、今年2月に1つとSONYが完全ワイヤレスイヤホンを新発売しました。「WF-1000XM3」と「WF-H800」の2種類です。「WF-1000XM3」はすでに、世間の評価も高く2020年VGP(オーディオビジュアル機器の総合アワード)で金賞とワイヤレス大賞を受賞しています。
完全ワイヤレスイヤホンとノイズキャンセリング性能の優秀さを認められた「WF-H800」はノイキャンは省いてますが、『完全ワイヤレスイヤホン』でも音質はハイレゾ級という表現をしています。
パナソニックも完全ワイヤレスイヤホンとしてノイキャン付の「 EAH-AZ70W」と「RZ-S50W」とノイキャンなし「RZ-S30W」の3種類を4月中旬に新発売しております。
しかし、いずもハイレゾ対応ではありません。まだ完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾ対応LDACコーディックのものは存在しません。
「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」と「デュアルノイズセンサーテクノロジー」で、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を達成。飛行機のエンジン音などの低音から人の声などの中高音まで、幅広い帯域のノイズを大きく低減。
CD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などの配信サービスもハイレゾ級の高解像度音源にアップスケーリングする高音質技術DSEE HXを完全ワイヤレスで初搭載。※LDACとは表示してない
【 完全ワイヤレスでもハイレゾ級高音質 】DSEE HX)搭載により、CDやMP3などの圧縮音源、音楽や動画などのストリーミングもハイレゾ級の高音質に。ノイキャン機能は削除。
【 高い接続安定性と低動画遅延 】DSEE HX搭載により、CDやMP3などの圧縮音源、音楽や動画などのストリーミングもハイレゾ級の高音質に。
ワイヤレスでハイレゾを聴くには?
ハイレゾ対応Bluetoothコーディックとは
ハイレゾ=有線というイメージがあるのですが、実はBluetoothでワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめるのです。ハイレゾ対応Bluetoothコーデックと、実際にBluetoothでハイレゾ音源を聞く方法をご紹介します。
【結論】
①再生する機器・・・ LDAC対応
②イヤホン・・・ LDAC対応
③再生する曲・・・ FLAX(96.2kHz/24bit)
Bluetoothコーディック表

Bluetoothのコーデック表の中で、ハイレゾに相当するのは【aptX HD】と【LDAC】の2種類のみ。しかし、ハイレゾというからにはスペックとして【96kHz/24bit】は欲しい。従って結論は【LDAC】対応に限定される。
再生する機器(スマホ)のコーデック確認方法
Androidは8.0以上はハイレゾ対応すみ、画面上で設定の変更ができる。Bluetoothオーディオコーディック画面で変更
再生する側(スマホ)はBluetoothコーディックのLDACに対応しているが、完全ワイヤレスはまだ、LDACに対応していない。
現時点でLDACに対応しているBluetoothイヤホンの中で、おすすめを5点ご紹介します。
LDAC対応のワイアレスイヤホン

完全ワイヤレスイヤホンではまだLDAC対応のものはありませんが、完成され販売されるのも時間の問題だと思います。それまで買うのを我慢するのか、それとも以下のおすすめを購入するかは、ご自身で判断下さい。
【デュアルドライバー×クロスオーバー】片側に低音域と高音域をそれぞれ受け持つ独立した2基のダイナミックドライバーを搭載、2WAYクロスオーバーネットワークが再生帯域を正確に分け、迫力の重低音とクリアで豊かな中高音域再生を両立したスケール感あふれる高密度サウンドを実現。
【atpX HDコーデック対応】高性能のQCC3034チップ及び最先端のBluetooth5.0の組み合わせにより、一層より高速・途切れのない接続になり、遅延と音飛びが改善されの上、aptX HDコーデックの対応出来る端末に接続し、ハイレゾ相当の高音質に実現可能。 ※この商品はお値打ちなatpx HD対応です。LDAC対応ではありません。
ソニー SONY ワイヤレスイヤホン h.ear in 2 Wireless WI-H700 : Bluetooth/ハイレゾ対応 最大8時間連続再生 カナル型 マイク付き 2017年モデル ホライズングリーン WI-H700 G
LDAC(TM)とQualcomm(R) aptX(TM)HDに対応し、ハイレゾ相当の高音質をワイヤレスで楽しめるBluetooth(R)ワイヤレスヘッドホンです。
前置きマグネットに外磁対向反発磁力方式による大型ネオジムマグネットを採用することで、ダイヤフラムの振動スピードを加速させ、よりダイナミックで力強くキレの良い低音を実現。また音孔内径を大きくすることにより、従来より鮮明な音質を再生します。
【優れた発音システム】: 1つのダイナミックドライバ+ 2つのバランスアーマチュアのアコースティックデザインと航空宇宙グレードの金属複合ダイアフラムは、驚異的な高音域、明瞭なミッドレンジと深みのある低音に優れた音と透明感をもたらします。
【LDAC BluetoothV4.2技術】:Bluetooth v4.2とLDAC伝送技術は、音質に影響を与えない、きめ細かな響きのワイヤレスリスニング体験を提供します。 LDACは、通常のBluetoothの3倍の990kbpsの伝送速度を可能にします。
SONY独自規格のLDACに対応。ワイヤレスでハイレゾ相当の高音質が楽しめる。 デジタルオーディオ機器製造の高い技術力を有する
radiusだからこそ実現、ワイヤレスでも迫力の重低音と高解像度な音楽再生の両立を可能にした、ブルートゥースイヤホン。

