メバルは卵胎生で、メスは12~2月ごろに数千尾の稚魚を産みます。3月の後半から4月になれば体力も回復し、脂ものって美味しくなってきます。
メバル釣りをするのも、3月半ば位から4月5月が一番釣果も上がる時期です。メバルの釣り方と美味しい食べ方ご紹介します。
目次
メバルの特徴
形態・特徴
- アカメバル・クロメバル・シロメバルの3種は、20世紀の初めから100年にわたって何種にも分けられたり、1種として扱われたりと、研究者の間でも混乱があった、3種に分けられることになった
- シロメバルは、その名の通り白っぽい個体が多いが、金色っぽい個体も多い
- アカメバルやクロメバルとは、胸鰭軟条数が16~17本(普通は17本)で、臀鰭軟条数は6~9本(普通は8本)であること、側線有孔鱗数は37~46枚であること、腹鰭が長くて臀鰭起部に達する傾向にあること、体側に見られる横帯は明瞭な傾向にあることなどを総合的に見て区別する
分布・食性
- 岩手県・秋田県~九州。朝鮮半島南部。内湾の岩礁域の岩孔に小規模の群れを作っていることが多い
- 甲殻類、軟体動物、多毛類、小型魚類などを捕食する動物食性
生息環境
- シロメバルは内湾に多く、塩分の低い環境にもよく出現する
- アカメバルと同様に小規模な群れを作ることも多い
- アカメバルとクロメバルは沿岸域の岩礁帯の藻場に生息する
- カサゴやムラソイのように底に着いておらず、海藻や岩礁付近の中層をホバリングしていることが多い
その他
- 胎生魚であり、冬に交尾を行い産卵する
- 春告魚といわれることも多く、旬は春とされる水産上重要種
- 遊漁での人気も高い
出典:WEB魚図鑑https://zukan.com/fish/internal4373

メバル船釣りで使う道具

タックル・リール・ロッドフォルダの基本3点
- 船釣りで必要な基本3点セット(タックル、リール、ロッドフォルダ)については釣る魚種が変わっても基本的には同一のモノを使用する)
- この基本3点セットを使う魚種はコマセカゴを使う(アジ・サバ・イサキ・メバル)場合もコマセカゴを使わない(タイ・マダカ・コチ・ヒラメ・カサゴ・タチウオ)場合も大半の魚はこれで大丈夫です
- 浅場でやるキス・ハゼは竿とリールが別です
- アタリが微妙で難しいカワハギ・ふぐも専用竿とリールが別です
- 詳細がお知りになりたい場合は「師崎で大漁!伊勢湾船釣り道具のご紹介!」ご覧ください。
メバル釣りで使う仕掛け (師崎七福丸仕様)
(項 目) | (内 容) |
漁場 | 伊良湖沖(伊良湖水道) |
水深 | 25~60m |
魚種 | メバル 20~30cm |
仕掛け | 胴付サビキ5本バリ・コマセカゴ使用 |
エサ | イサザ/ハゼ 冷蔵保存・おもり70号 |
釣り小道具・必需品
釣り小道具類・必需品としては①『ライフジャケット』②『帽子』③『偏光グラス』④ブーツ⑤ベスト⑥クーラーボックス⑦カッパの7品目を選定しました。
ライフジャケットとクーラーボックス以外は今お持ちのモノがあれば、それを流用すればよろしいです。またライフジャケットは船宿が貸してくれます。クーラーボックスは魚を鮮度よく保存するために、大きめで、断熱効果の高いものが役立ちます。
「必需品」以外にもあれば便利な品も紹介してあります。詳しくはこちら「船釣り・釣りの小道具類」をご覧ください。


メバル船釣り・釣り方実践

釣行日の決め方(潮の動きの少ない小潮を選ぶ)
もし、日程に便宜を図ることができれば、潮回りは動きの少ない『小潮』『長潮』を選ぶべきです。
船釣りは陸釣りと違って、潮の干満差・動きの緩急差の少ない方が「仕掛け」が海中で安定するので、釣果も高い!
漁場(釣り場)に着くまでにやっておきたいこと
乗船してから、釣り場に着くまでにやつておきたいこと。道具3種(竿受け・竿・電動リール)のセットアップ。
電動リールは乗合船は電源コンセントが各自(2~3人に1カ所)ついているので、それも繋いでおく。
仕掛けは船が釣り場まで走っている間は風が強く、絡まるので到着したらすぐ付ける。
出船前の道具の準備ができたら、『海釣図Ⅴ』で本日予定の釣り場の漁礁や付近の漁礁および水深などを予め調べておく。
釣り方の実際
本日の予定の釣り場は、神島を左手前方に見た、伊良湖水道の「朝日礁」です。水深25~60mの漁場を狙います。

- ポイントの深さは25~60mで、最初は60mが底となる場所から始め、10mほど駆け上がる場所までを繰り返して流します
- リールに指を乗せて、軽くサミングしながら、糸を出していきます
- 海底に着くと、糸ふけが出るので、着くと同時に竿を持ち上げて糸ふけを取ります
- 仕掛けが安定したら、2mくらい(リールを2~3回巻く)底を切って、仕掛けを上下してコマセを巻きます。そしてすかさず竿を上にあげて、仕掛けをコマセの中に入れます
- メバルのアタリがあったら、軽く竿を上げて合わせます。小さく、あまり強くなく、どちらかというと、向こう合わせに近い感じです
- メバルが上の針か下の針か判断して、下の針に掛かったのなら、20~30cm仕掛けを上げます。上の針なら、仕掛けを下げて、追い食いを待ちます
- 1分以上たっても、アタリがなければ、仕掛けの長さ分2~3mの間はゆっくり手巻きで巻き上げます。そこで、メバルがかかっていれば1匹でも巻き上げます。竿受けに竿を置き、電動であまり早くなく巻き上げます
- スピードを変化させるとメバルの口がきれてバレることもあります
- メバルが掛かって上がってきたら、電動リールは自動で止まります。竿受けの竿を持ち上げて、メバルを取り込みます
- 根がかりに注意すること
- 水深が深いので、できるだけ重連を狙います
- 魚を上げたら、次のポイント開始まで、待ちます(1流し1回)
・サビキ釣りのポイントはコマセをまくために、竿を振る動作をする時に「竿を振ると同時にすぐ仕掛けを持ち上げて、コマセの中に入れること」


釣ったメバルを美味しくいただく

釣ったメバルは美味しくいただきましょう。自分で釣った魚はスーパーなどで購入する魚とは全然違います。上手に締めて、冷蔵すれば4~5日は大丈夫です。特に刺身なんかは1日置いた方がうまみが増します。
おすすめのレシピサイト
料理の品数とレシピの丁寧さでこのサイトを選んでご紹介します。
知ららいなんて、もったいない、あっさりメバルの絶品レシピ
https://macaro-ni.jp/48519
メバル船釣り・まとめ
メバル船釣りについて「釣り方」などいろいろご紹介しました。記事を書いていて、再認識したのですが、船釣りの胴付仕掛けは釣り対象が変わっても、釣り方そのものはあまり差がないのです。逆にいえば1つの魚種を制覇すれば、他の魚も釣れるということです。楽しみですね。

