健康寿命は伸ばせるのか?2040年までに男女とも3年延伸目標

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健康寿命は伸ばせるのか?イメージ

「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」の健康寿命延伸プラン策定にあたり、健康寿命の定義・目標に関する有識者研究会が設置され、『健康寿命の現状や課題』について報告書がまとめられた。

 

【健康寿命は伸ばせるのか?】あり方に関する有識者の研究を分かりやすく、分析しようと試みました。その要点をご紹介します。

健康寿命とは

健康寿命・イメージ

現行の健康寿命の指標である「日常生活に制限のない期間の平均」(及び「自分が健康であると自覚している期間の平均」は、身体的要素・精神的要素・社会的要素を総合的に包含しており、「健康」という状態を表す指標としては妥当

 

これに加えて、新たに介護保険データを用いた「日常生活動作が自立している期間の平均」を補完的指標として活用することによって、毎年の算出や、現行指標の算出が困難な自治体での算出も一定程度可能

健康寿命のあり方に関する有識者研究会『報告書の要旨』

平均寿命定義
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000495323.pdf

健康寿命をわかりやすく説明すると

健康寿命とは

  1. 自分が健康であると自覚している期間
  2. 言い換えると、日常生活に制限のない期間
  3. 健康上の問題による日常生活への影響のない期間 2016年時点の健康寿命は 男性:72.14年 女性:74.79年
  4. 日常生活に一部制限はあるものの「要介護2級以上認定」を受けていない期間をプラスして『日常生活動作が自立している期間』を第二の健康寿命という
  5. 2016年時点の自立健康寿命は 男性:79.47年 女性:83.84年

平均寿命とは

  • 平均寿命とは0歳の平均余命のこと
  • 平均余命は年齢によって異なり、例えば平均寿命が80歳だとしても、今79歳の人が平均であと1年しか生きられないということではないので注意が必要
  • 2017年現在、80歳まで生きた場合の平均余命はおよそ10年
  • 平均寿命の「寿命」とはいわゆる「天寿」ではなく、死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間
  • 2016年時点の平均寿命は 男性:80.98年 女性:87.14年

参考 平均寿命と健康寿命の詳細はこちらの記事をご覧ください

健康寿命と平均寿命との差

 

  • 平均寿命と健康寿命の差は、言い換えれば、要支援・要介護の状態になる期間
  • 平均寿命と平均寿命の差は男性:8.84年、女性:2.35年で、女性の方が長い
  • 平均寿命は伸びているものの、長生きをしても10年前後は自立した生活ができず、病気や介護で不健康な毎日を送るということを示している

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健康寿命と平均寿命の差が大きくなると

健康寿命と平均寿命との差・イメージ

健康寿命と平均寿命との差が大きくなることによる問題点

  1. 高齢期のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上するには、健康寿命と平均寿命の開きを小さくするために健康寿命を延ばすことが重要
  2. 理想的な人生の終え方は、寝たきりの状態になることなく死ぬ直前まで元気に生活する「ピンピンコロリ(PPK)」
  3. いくら長生きしても、寝たきりや病気で床に臥す期間が長いようでは、自分自身はもちろん家族など周囲の人たちまでもがQOLの低下に悩まされる
  4. 介護や治療にかかる費用、介護のために止むを得ず家族が離職するなど、健康寿命が短いことで家庭内の経済問題に与える打撃は深刻
  5. 今の若い人たちは年金受給に対する不安を抱えながら長生きすることになる
  6. 社会問題化しつつある介護トラブルについても考えなくてはいけない

健康寿命の延伸目標

厚労省研究会は、新たな健康寿命の延伸目標として、「2016年から2040年までに健康寿命を3年以上延伸する」という目標を提案した

具体的に男性75.14年以上、女性77.79年以上となる。

厚労省研究会発表資料より

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健康寿命3年延伸のための課題

健康寿命3年延伸のための課題

課題達成のための5つポイント

  1. 男女ともに従来よりも「不健康割合」を低下させなければ、目標達成は困難
  2. 男性については2016年の「不健康割合」が0.84倍、女性については0.88倍に抑える必要
  3. 良い生活習慣(喫煙しない、1日30分以上の歩行、野菜・果物をたくさん摂っているの4項目すべて)を実践しているグループは、全く実践していないグループに比べて、2年以上健康寿命が長い
  4. 2040年に向けて全人口に占める比率が増していく高齢者、そして後期高齢者の多数を占める女性の「不健康割合」の低下が、目標達成に向けたカギ
  5. 女性については、総じて男性よりも「不健康割合」が高く、「不健康期間」も長い(2016年時点で男性の8.84年に対し女性は12.35年)
  6. 家庭内における健康リスクの低減も今後の施策に求められる

健康寿命3年延伸のために・まとめ

厚労省有識者研究会の「健康寿命3年延伸目標」が発表されたので、この機会に健康寿命という概念をおさらいしてみました。日本の平均寿命が毎年延びてゆくのは好ましいことです。しかし、一方で不健康な期間を長期間過ごしている現状もあります。寝たきりの状態になることなく死ぬ直前まで元気に生活する「ピンピンコロリ(PPK)」が理想です。そうなれるよう、一人一人が自覚をもって取り組むべき課題だと考えます。