新型コロナの影響でマスクの需給はひっ迫し、なかなか手に入らない状態がかなり長く続きました
最近になって国産生産の設備も整い、かなりの量が供給されるようになりました。海外工場でマスクを生産していた企業が国内で生産したり、繊維関係あるいはスポーツ関連企業などの新規参入もあり価格も安くなってきました
現在では最安値12~13円台/1枚のマスクも販売されています。一口にマスクといっても材質・形状・性能などの区分で分類されいろいろな種類があります
今話題の「アベノマスク」は【ガーゼの平型】タイプで『洗濯は可能ですが、サイズが小さく』あまり人気がないみたいです
身近なモノですが、【意外と知らない!】!のがマスクです。『一般的なモノからオシャレなモノ』まで、その全貌をご紹介いたします。



目次
マスクの種類
マスクの定義
- マスクとは天然繊維、化学繊維などの織編物または不織布を主な本体材料とする
- 口と鼻を覆う形状で花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制する
- かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制する目的で使用される
- 薬事法に該当しない衛生用製品
マスクの種類と構造




- マスクはその用途により、「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3 種類にわけられます
- 「家庭用マスク」は、マスク性能を大きく左右するフィルター部分の素材により、「ガーゼタイプ」と「不織布タイプ」に2種類にわけられます
- ガーゼは「家庭用マスク」として古くから使われている素材で保湿効果の面でも優れています
- 最近は織物繊維でも「水着生地」とか「シャツ・洋服の生地」など新しい素材も装着のよさから使用されています
- 「医療用マスク」の素材として一般的だった不織布は、近年の花粉症流行により急激に普及。現在は、家庭用マスク総生産数の9割以上を占めています
- 「医療用マスク」は「サージカルマスク」とも呼ばれており、主に医療現場で使用されます
不織布マスクの基本的構造
不織布マスクの基本的な構造
不織布製のマスクは、外側の表面不織布、内側の額に触れる不織布、
中間に挟んだフィルター機能を有する不織布で構成されます。
不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間層のフィルター不織布に捕集機能を
発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用した不織布で構成しています
http://www.jhpia.or.jp/product/mask/index.html


文字通り「織っていない布」のこと。繊維あるいは糸などを織ったりせず、熱的、機械的、化学的作用により繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布のことをいいます。粒子捕集性や通気性に優れることからマスクのフィルタ部に使われたり、紙おむつや生理用品などに幅広く使われています






家庭用マスクの形状
- マスクの形状は、大きく分けて3 つのタイプがあります
- 1つ目は、マスクの代名詞ともいえる平面的な「平型マスク」
- 2つ目は、立体的になるプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」
- 3 つ目が、顔のラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」
平型マスク
一般的なガーゼマスクといえる平型タイプの魅力は、高い保湿性と保温性です。マスク本来の捕集や飛散防止といった機能に加え、睡眠時やエアコンの効いたオフィスなどで、乾燥からノドを守のに役立ちます。また、天然素材である綿織物を使用しているのも特徴です
プリーツ型マスク
顔前部にフィットし、圧迫感を与えません。前面がプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応。マスクをしたまま話をしてもズレにくいのが特徴です。また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸がラクに行えます
立体型マスク
人間の顔の形に合わせてデザインされているため、隙間なくピッタリとフィットします。マスクと口元の間に空間ができるので、装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和されます。また、女性にとっては、口紅うつりが少ないのも大きな魅力といえるでしょう
マスクを選ぶ際の注意点
現在はたくさんの種類のマスクがあります。多くの種類やサイズの中から、自分に合ったものを選ぶとき、注意したいのが用途と顔への密着性、そして付け心地です
実際には購入前に試すことはできないので、いくつか使ってみて、自分に合うものを選ぶようにしましょう。下記にマスク選びのためのチェックポイントを挙げていますので参考にしてください
マスクを選ぶ際の6つのポイント
マスクを長時間使用していると雑菌が繁殖します。吐息によりマスクが湿ってきたり、マスクからニオイを感じたら、お取り替えください 使い捨ての不織布タイプの場合は1日1枚が目安です。ガーゼタイプは洗濯することで再利用できますが、洗濯の際は、ガーゼの繊維がほつれる恐れがあるので、やさしく手洗いをし、漂白剤などは使用しないでください 意外と知らない!マスクのすべてと題して、知っていそうで実はあまり知らないマスクの全貌をご紹介しました。 コロナ感染症に対するマスクの効果は実際あるわけだし、これからもかなりの長期間にわたり『マスクとのおつきあい』をせざるをえないと思われます。効果から言えば『不織布マスク』が一番であるが、毎日交換するのは不経済だし、見栄えもあまりよくはない。選択ができる『布マスク』の中から、お気に入りの1点を探して、ご活用下さい。
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