ぶらり四季散歩Ⅳとして名古屋市の鶴舞公園を訪れました。この鶴舞公園は歴史ある公園で名古屋市の指定文化財も多数あり、平成21年には公園のほぼ全域が、文化財保護法に基づく登録記念物に指定されています。また、四季折々の花も見所で、特に桜とバラが有名です。
鶴舞公園バラギャラリー(2022/05/23撮影)最新版
ハナショウブ園ギャラリー(2022/05/23撮影)
桜ギャラリー(2022/04/01撮影)

















鶴舞公園の歴史と施設案内

- 明治38年から精進川(現新堀川)の改修工事が始まって土砂が余ることとなり、また、明治43年に行われることとなった第10回関西府県連合共進会の会場が必要となったこと
- 旧愛知郡御器所村の田園地帯であったこの地が選ばれ、長年待ち望んだ大公園が生まれることとなり
- 明治42年11月19日、「鶴舞(ツルマ)公園」と名称が定められ完成
- 設計は、全体計画が本多静六林学博士、鈴木禎次工学士が行い、日本庭園は村瀬玄中、松尾宗見の両宗匠が行い
- 共進会終了後、共進会の施設としても使われた噴水塔や奏楽堂などを取り込みながら本格的な造園工事が始まり、
- 大正9年ごろには近代フランス式の洋風庭園と廻遊式の日本庭園とを合わせもつ和洋折衷の大公園がほぼ完成
主要構築物(名古屋市指定文化財)





噴水塔・・・鶴舞公園のシンボルとなっている。設計は鈴木禎次工学士、ローマ様式の大理石柱に岩組みという和洋折衷式
奏楽堂・・・明治43年の共進会では中心的施設として各種の演奏会が催された。イタリアルネサンス風の建物で、細部にはアールヌーボーのデザインが施されている
普選壇・・・普通選挙法(大正14年施行)を記念した野外劇壇、昭和3年に建造。壁面には普通選挙の基本精神「五箇条の御誓文」とその英訳、および建設の趣旨とが掲げられている。
公園内の施設は古く歴史のあるが多く存在、今風の公園とは一味違う。散歩していても落ち着く、思考が良く働く感じがする。


池と庭園について

もともと灌がい用のため池であった竜ヶ池は、日本庭園の修景池として残された







各池はそれぞれ、趣きもあり、美しい。見ていると心が洗われるような、すがすがしさを感じる


桜満開時の庭園風景(2020/4/1撮影)













バラ園周辺の景色



少し時期が早かったかもしれない、でもたくさんのバラが咲いていました
鶴舞公園は基本施設だけでなく、いろいろな諸施設も充実しており、家族連れでも十分楽しめます。遊園地、野球場、野外舞台、ベンチの数多数。もちろんすべて無料です。


鶴舞公園・花の見ごろ









鶴舞公園を訪れる目的の一つに『花を愛でる』ことがあります。花を愛でるとはなんと心地良い響きでしょう。
花の見ごろカレンダー

花の見ごろカレンダーの詳細は鶴舞公園(名古屋市緑化センター)のHPをご覧ください
市https://tsurumapark.info/
鶴舞公園まとめ
鶴舞公園、名古屋人には古くから親しまれ桜の名所として有名です。今回ぐるりと散歩してみて、落ち着いた公園で、その時々の『花を愛でる』こともでき、最高です。
3年前のポケモンGOが大流行の時には【ポケモンの巣】として大人気でした。現在はポケモンブームは下火ですが、ゲームをやっている人も見かけました。
参考までに、地図も付けておきます。写真と比べてご確認ください。

