白鳥庭園は中部地区で最大級となる日本庭園。中部地方の地形から、築山を御嶽山に、そこからの流れを木曽川、その水が注ぎ込む池を伊勢湾に見立て、源流から大海までの「水の物語」がテーマとなった池泉回遊式庭園

ぶらり四季散歩 名古屋・白鳥庭園の概要
庭園周辺の景色





国際会議場をの横を通り抜けて、白鳥庭園までぶらり歩き。この間は公園となっていて、子供たちの遊び場にもなっている

池泉回遊式庭園のテーマと配置










水は物語となって壮大な自然を創り出す
築山を御嶽山に見立て、そこを源流とする流れを木曽川とし、水が遠のく御嶽山の麓を流れて寝覚の床の渓谷へと下っていく風景を描写
それは滝や巨大な岩が創りだす源流風景、清流が勢いよく流れる渓流風景。渓谷の両岸を覆う楓が秋には真紅の彩を添え、深山幽谷の雰囲気を醸し出す
庭園内の風景







滝や巨大な岩により創り出された源流風景、清流がおりなす渓流風景、渓谷を覆う楓の紅葉。深山幽谷の雰囲気を感じながら、一年を通じて花や紅葉、雪吊りといった、四季折々の風景を楽しむことができる
庭園内の主な施設
茶室 清羽亭





白鳥舞い降りる姿をイメージした清羽亭で茶の湯を楽しむ、清羽亭は白鳥庭園のほぼ中央、流れのほとりに位置します。
京都数寄屋大工と尾張大工が協力し、自然素材を活かして造り上げた本格的な数寄屋建築。外観は白鳥が舞い降りる姿をイメージ。母屋にある広間、二つの茶室、中州の上の立礼席で茶の湯を楽しむ
母屋と立礼席を結ぶ渡り廊下では庭や流水を眺めながら落ち着いたひとときを過ごせます。茶会・歌会などに広く利用


茶寮 汐入




汐入の庭は、汐の満ち引きによって移り変わる景色を楽しむ庭です。日本庭園の伝統に現代的な手法で取り組んだ斬新的な庭で、本庭園の核となる施設です


アクセス
地下鉄でのアクセス方法
市バスでのアクセス方法
金山25系統『野跡駅・港区役所』行き 白鳥橋下車 徒歩3分
熱田巡回バス『神宮東門2番』※南口乗り場 熱田生涯学習センター下車 徒歩3分
神宮東門から
幹神宮2系統『権野・中川車庫前』行き 白鳥橋下車 徒歩3分
ぶらり四季散歩 名古屋・まとめ
白鳥庭園はこの地区最大級の規模、「水の物語」がテーマとなった池泉回遊式庭園です。白鳥庭園では四季を通じて、花や植物、また日本文化と触れ合うイベントが数多く行われています。また、毎週土曜日にはガイドツアーを実施。庭園の見所や歴史、季節ごとの花や鳥などをレクチャーしてもらえます。散策するだけでは見落しがちなポイントを知れば、訪れた思い出も色鮮やかなものとなりそうです。


