仏教テーマパーク「五色園」五色山大安寺

  • 愛知県日進市にある五色園(ごしきえん)』は、広大な敷地内に100体以上もの人形作品が立ち並ぶ、日本唯一の仏教テーマパーク
  • 1934年(昭和9年)に、森夢幻(後の大安寺初代管主)が、多くの人の助力とともに建設したもの。 後に正式名称が「宗教法人五色山大安寺」となった
  • 名古屋市に隣接しているとはいえ、日進市の中でも風光明媚な香りが強くなっている山間に存在する「五色園」
  • 20万坪もの敷地をもつ、日本で唯一の宗教公園で、園内にはいたるところに親鸞聖人のご旧跡をあらわした塑像があります
  • 「五色園」とは松・竹・梅・桜・紅葉の5種類の樹木にちなんでつけられたもので、四季折々の自然を楽しむことができます。桜の名所としても有名で、4月上旬期には約3,000本の桜が咲き誇る

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五色園について

五色山大安寺本堂周辺

五色園案内図

  • 五色園は「五色山大安寺」を中心した敷地面積約20万坪の宗教公園
    面積だけでいえば、レゴランド・ジャパンはおろか、なんと東京ディズニーランドをも凌ぐもの
    一日で回りきるのは困難であるのは容易に想像がつくが、参拝者が利用可能な宿泊所も併設

  • さらに園内は車の通行が可能な道路があり、なんとサファリ形式で回ることも可能

  • なんなんだこの一大リゾートは。どんな旅行雑誌を見ても紹介されないのが不思議で仕方ない

親鸞の教えを今に伝える塑像群(100体以上)

信行両座

親鸞聖人が法然上人の下、吉水の草庵に通っていたある日、法然上人に許しを得て門弟たちを信の座「信不退」と行の座「行不退」の二つの席に分け、どちらの考えでいるか明らかにした
 「信不退」とは、弥陀の本願を信じるだけで生涯信心を失わない不退転が得られると信じることをいい、「行不退」とは本願を信じてなお、不退転を得るためには念仏の行を積まなければならないとする考え方

 

  • すると弟子たちの多くは念仏を唱えること()こそが正しいとし、そちらの座に付いた
  • ほとんどの門弟たちは行の座に着座しましたが、高弟の信空、のちの「唯信鈔」を書いた聖覚は信の座に着座
  • そしてそこに遅れてきた熊谷蓮生房が事の次第を聞き、慌てて信の座に着座
  • 続いて親鸞聖人も信の座に着座し、これで一同が着座してざわめきが鎮まると、法然上人もおもむろに「私も信の座に着こう」

鈴虫松虫の得度剃髪

  • 法然上人の弟子、住蓮と安楽は鹿ケ谷の草庵において六時礼賛による声明念仏という御法事を営み、御仏の功徳を人々に説いておられました。そこを通りかかった院御所女房の鈴虫と松虫も深い感動をおぼえたのでありました
  • 以後、機会を見つけては聞法に通うようになった鈴虫と松虫は、後鳥羽上皇が留守のある晩ひそかに御所を抜け出し鹿ケ谷の声明念仏に結縁しました
  • 安楽らの説法と声明に心をゆさぶられた二人は憂き身をやつす我が身を思い、弥陀の本願に救われるという事実にふれ、発心して尼となったのです。

月見の宴

  • 親鸞聖人(十八公麻呂君)は日野の里、法界寺のほとりでお生まれになりました父君は藤原有範卿、母君は吉光御前といわれる方で、平安時代の貴族の長男としてお生まれになりました
  • 信心深い母君、吉光御前が常に長谷寺の観音に念じて藤原家の跡継ぎを願われ、観音の申し子として生まれたのでありました
  • ところが、十八公麻呂は二歳になられても口を一文字に堅く閉じ片言も話されませんでした。まわりの人々は奇異の感に打たれていました
  • そんな八月の十五夜、人々は月見の宴を催されました。
    父君、藤原有範卿のひざに抱かれてじっと空を見上げておられた松若君(十八公麻呂)は、月が天中高く冴え渡ると同時につかつかと前に出られて、両手を合わせつきを拝み「なむあみだぶつ」と一声称えられました
  • 人々はその声を聞いて驚き喜びの声をあげるとともに、松若君が非凡の和子であると歓喜せられたのでありました

日野左衛門門前石枕

  • そんな左衛門が女房に当り散らしているところに、布教途中の親鸞聖人が一夜の宿を求められましたが、すさんだ心の左衛門は言下に断ったのであります
  • やむなく聖人は軒先で夜を明かすことにしました。聖人は門前の石を枕として横になりましたが、雪は次第に吹雪となって全身を包みます。親鸞聖人は身体を横たえながら念仏を繰り返し唱えました
  •  夜半、左衛門の夢枕に観音菩薩が現れ「左衛門、なんじ知らずや、いま門前に阿弥陀如来が泊まらせたまうぞ。早く教化をこおむるべし。この機を逃せばなんじは未来永劫、苦海をのがれられぬぞ。」と告げられました
  • このお告げに驚いた左衛門はとびおきて家を出てみました。するとそこに映るのは吹雪のなか一心に念仏を唱える親鸞聖人のお姿でした
  • あわてた左衛門は平身低頭無礼を詫び、親鸞聖人を家へ迎え入れこれまでの悪行をすべて告白しました
  • 親鸞聖人は「私たちは悪いことばかりしています。人を憎み呪いもします。だが、汚れきった心であっても信じる心だけは誰にでもあるもの。その心こそが永遠にかがやく仏の光なのです。」とねんごろに御仏のご慈悲をお話になりました。
  • 大慈大悲の阿弥陀仏の本願を知らされた左衛門はその夜のうちに親鸞聖人のお弟子となり、法名を入西房道円と名付けていただきました
  • その後道円は念仏道場を開き、石を枕に念仏する親鸞の姿を重ねそこを枕石寺と名付けました
浅野祥雲作品について

五色園(愛知県日進市)は、親鸞聖人の生涯や教えにまつわるエピソードを実物大の野外人形彫刻によって伝える、国内でも例を見ない非常に珍しい宗教テーマパークです。広大な園内には、僧侶をはじめとする約2mもの人形彫刻が100体以上も林立しています。

この作品群は、昭和9年、名古屋の造型家・浅野祥雲(あさのしょううん)氏によって制作されました。鉄筋コンクリート製でペンキによって彩色されている、仏像としては極めて特異な特徴を持っています。

浅野祥雲氏は、この他、桃太郎神社(犬山市)、関ケ原ウォーランド(岐阜県関ケ原町)などにも、同様の作風の膨大な彫刻作品を残した異能の造型家です。
このような作品群を大量に手がけ、残した人物は、全国を見渡しても氏をおいて他に見当たりません。

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五色園(五色山大安寺)の風景

 

五色園の紹介記事収録

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五色園アクセス

  • 和9年、初代管主(森夢幻)により視聴覚伝導を目的に設立されました

  • 五色園の名前は園内の松竹梅、桜、紅葉の五種の樹木の彩りから由来しており、園内にはいたるところに親鸞聖人のご旧跡をあらわした塑像があります

  • 春先には園内に多数の桜が満開となり、人々の目を楽しませています

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    園内には大安寺本堂、五色園墓地のほかに、宿泊施設を備えています

  • 五色園墓地は霊園墓地として、宗旨宗派を問わずご利用いただいています。また宿泊施設は研修・合宿など一般の方にも広くご利用いただいています

場所 愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31
開園時間 8:00〜17:00
料金 無料
公式サイト 五色園http://gosikien.nobody.jp/

五色園(五色園大安寺)まとめ

五色園が日本に一つしかない、仏教テーマパークであることを再認識した。それと塑像の大きさと数が半端ない物だった。親鸞上人の伝説や話はたくさんあるが、実際に人形が語っているのはすごい。できるだけ、後世に残してほしい。