毎年3月15日に行われる豊年祭は、直径60cm、長さ2mあまりの大きな男茎形(毎年ヒノキで作られています)の神輿をかつぐお祭り。この日は、あちこちに男茎形があふれ、その勇姿を見ようと国内外から多くの観光客が訪れます。「野も山も みなほほえむや 田縣祭」と詠まれたように、恥ずかしながらも思わずほほえんでしまう祭りです
田縣神社のいわれ
古来より五穀豊穣、家業繁栄、開拓の祖神として崇められております
特に大同二年(807)に編纂された古典『古語拾遺−御歳神の条−』の故事に基づいて男茎形を奉納し祈願する俗習があり、
「産むは生む」に通じて、恋愛、子宝、安産、縁結び、夫婦円満、商売繁昌、厄除開運、諸病の平癒の守護神として、全国の崇敬者から格別の崇敬を受け、また世界各国の人々から注目される神社

田縣神社の祭神




祭神は御歳神(みとしのかみ)と玉姫命(たまひめのみこと)で、五穀豊穣と子孫繁栄の神である
社伝によれば、当地は大荒田命(おおあらたのみこと)の邸の一部で、邸内で五穀豊穣の神である御歳神を祀っていた
玉姫命は大荒田命の娘で、夫が亡くなった後に実家に帰り、母親として立派に子どもたちを育て上げるとともに父を助けて当地を開拓したので、その功を讃えて神として祀られるようになったという
境内には男根をかたどった石などが多数祀られている
田縣神社境内の様子













奥宮右手にお祀りしてある「珍宝窟」は、2つの玉があり、右の玉を触ると家内安全、商売繁盛、金運の願いが叶い、左の玉を触ると恋愛成就、子宝、安産、夫婦和合の願いが叶うといわれています
大男茎形奉納は、大同2年(807)に編纂された古典「古語拾遺-御歳神の条-」の故事に基づいたもの。男茎はイナゴ除けのまじないであったそうです。男性の性器は「産むは生む」に通じて、恋愛、子宝、安産、縁結び、夫婦円満、商売繁昌、厄除開運、諸病の平癒に御利益があるとされ、このおおらかな祭りは、世界的にも有名


田縣神社豊年祭とは


田縣神社の例大祭は豊年祭(ほうねんまつり)と称して、毎年三月十五日に執り行われます
祭では直径六〇センチ、長さ二メートル余りの大男茎形(男性の性器)を毎年新しく檜で作成し、それを厄男達が御輿に担ぎ、御旅所から行列をなして当社に奉納し五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する神事です
田縣神社豊年祭のおみこし








おみこしが熊野神社から練り歩き、田縣神社に奉納されました(2023/3/15)
男性器をかたどったヒノキの木彫り「大男茎形(おおおわせがた)」を奉納する豊年祭が15日、愛知県小牧市の田縣神社であった。奇祭として世界に知られ、久々の通常開催に約5万人(神社発表)の見物客が詰めかけた
アクセス
名鉄「田県神社前」駅下車。徒歩5分
◎地下鉄「名古屋」駅から、「栄」駅で名城線に乗り換え、
地下鉄「平安通」駅で上飯田線・名鉄小牧線に乗り換え、
名鉄「田県神社前」駅下車。徒歩5分
155号線を東に進み、「小牧原」交差点左折しばらく北上、「味岡」交差点通過後間も無く左手側。
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田縣神社まとめ
「田縣神社」は小牧市にあり天下の奇祭として有名です。こちらは男性シンボルで、女性は一駅離れた「大縣神社」に祀られてます。田縣神社の豊年祭は毎年3月15日開催と定められてますが大縣神社の豊年祭は3月15日前後の日曜日に開催。同日に開催されることはないみたいです。大縣神社は梅園でも有名です。
今日2023年の豊年祭に訪れ、4年ぶりということもあり、熱気むんむんで圧倒されました。参拝客は約5万人だそうです。外国の方も多数見受けられました。