東谷山フルーツパークは、名古屋市の東北端、東谷山(標高 198.3m)山麓に位置し、 豊かな緑と水と太陽、そしてさわやかな空気に恵まれた自然環境のなかにあります
都市における自然とのふれあいの場として、植物観察や散策を楽しんでいただくとともに、 果樹栽培技術の指導を通じて都市農業の振興を図るなど、多目的な農業公園として1980年4月に開園しました
園内には、ナシやリンゴなど17種類の「果樹園」や、約100種類の熱帯・亜熱帯地方のめずらしい果樹を観察することができる「世界の熱帯果樹温室」、果物に関するさまざまな知識を紹介する「くだもの館」や、「売店」「レストラン」「つり池」などの施設があり、果物をテーマにしたユニークな農業公園として親しまれています

東谷山フルーツパークのみどころ

ウメ・・・ウメ園他

ベゴニア類・・世界の熱帯果樹温室
フルーツパークには40を超えるツバキのさまざまな品種があります。特にミカン園南の「早春の小径」沿いに多く植えられ、いま見ごろの品種は「天之下」で、花は赤地に白の斑が入ります
園内各所でウメの花も見ごろで、ウメ園では近くで花を見られるよう一部を開放しています
温室では切り花でおなじみのアンスリウムがハート形の花をたくさん咲かせています。花だけでなく葉もハート形です





園内マップ



施設のご案内
シンボルタワー


北門と南門を結ぶ園路の中心にあるモニュメント「芽生(めばえ)」は開園当初からフルーツパークのシンボルタワーとして親しまれています
世界の熱帯果樹温室



大小二つのドーム型をした温室は東谷山周辺に多数存在する古墳群のひとつ、前方後円墳をモデルにデザインされています
温室内にはバナナ、パパイア、ココヤシ、レイシ、パラミツなど104品種、282本の熱帯果樹・亜熱帯果樹が植えられています
世界の熱帯果樹温室見どころマップ












くだもの館(フルーツパークマルシェ)


くだものについて『見て』『知って』『味わえる』施設です
企画展示室では季節ごとにいろいろな展示会を開催しているほか、果物の模型展示コーナーやキッズコーナーなどがあります
マルシェ(売店)では季節のくだものや野菜、果物加工品やお土産などを販売しています。フルーツパークで生産したとれたてのくだものも販売しています


果樹園について
果樹園は東谷山フルーツパークのメインの施設です。アンズ、イチヂク、ウメ、ミカン、ナシ、ビワなど17種類以上のフルーツを栽培する果樹園があります
詳細はこちらの東谷山フルーツパーク果樹園 をご覧ください


ウメ園の梅開花状況2023/3/3撮影

ウメには大きく分けて「花ウメ」と「実ウメ」の2種類があります
「花ウメ」はより美しい花を観賞できるように品種改良されたウメで開花時期は1月~2月頃、「実ウメ」はより高品質な実が収穫できるように品種改良されたもので開花時期は2月~3月頃になります
しかし「花ウメ」だから実が収穫できない、「実ウメ」だから花が美しくないということではありません。東谷山フルーツパークのウメ園はナシ園に次ぐ広さ(カキ園と同等)を誇っており、「南高」や「白加賀」、「鶯宿」、「小梅」など13品種で約70本を栽培しています。5月下旬~6月頃、収量の見込める土・日曜日には収穫体験を実施します














アクセス

東谷山フルーツパーク・まとめ
東谷山フルーツパークは名称とおり、フルーツパークであり、花の名所ではないが、「しだれ桜」と「梅」の時期は人気がある。今回はウメの開花に合わせて訪問した。「ウメ園」の規模はややさびしいが雰囲気のある梅園で好感が持たれた。くだものがお値打ちですので、おみやげにどうぞ。