クラシック無料ダウンロード FLACでアップスケーリングしハイレゾ化

クラシック音楽は著作権保護期間の70年が経過しているので、本来無料でダウンロードできるのが本筋。でも、いろんなサイトを見ても、アカウントの作成が必要とか、有料だとか書かれている。また、ダウンロードするファイルがMP3という圧縮された、不可逆的ファイルで精度がよろしくない。PCオーディオの世界ではファイルの基本は「FLAC」で可逆圧縮方式のファイルで音質をまったく損なわずに保存することができる

私が紹介するのはクラシック音楽のダウンロードが完全に無料で、かつFLACファイルで保存できるサイトだ。このファイルだとアップスケーリングをしてハイレゾ化するのが比較的容易。その部分を含めて、紹介したい！

クラシック音楽の基本的知識
クラシック無料ダウンロード
クラシック音楽無料ダウンロード・まとめ

クラシック音楽の基本的知識

著作権について

著作権の保護期間とは、著作権の発生から消滅までの期間をいう
この期間において著作権は保護され、著作権者は権利の対象である著作物を、原則として独占排他的に利用することができる
著作権の保護期間は，原則として著作者の生存年間及びその死後70年間

FLACファイルとは

音楽ファイルのベースは「WAVEファイル」、市販されているＣＤから音楽ファイルをリッピングするとこの「WAVEファイル」という形式で保存され、音質的にはこの「WAVEファイル」がもっとも優れている
難点はファイルサイズがとても大きいこと
一般的に「１分間＝１０Mb」で、５分程度の小品でも「５０Mb」、１時間の大作シンフォニーだと「６００Mb」にもなる
「MP3ファイル」は「音質の劣化を出来る限り小さく」して「ファイルサイズを小さく」したこと。今ではファイルサイズが１０分の１になっても感覚的にはＣＤと大差のない音質で音楽が楽しめるようになった
「MP3ファイル」は致命的な弱点があり、それが「不可逆性」。「不可逆」なんて言うと難しげですが、要は、一度「WAVEファイル」から「MP3ファイル」に圧縮して変換してしまうと、もとの「WAVEファイル」には戻すことができくなくなるという性質のことです
「FLACファイル」は音楽用の「可逆圧縮ファイル」、「可逆圧縮」ファイルには、これ以外にも「APEファイル」とか「WMA Lossless」、「Apple Lossless」などの形式があるが、「FLACファイル」が一番
「MP3」は元の「WAVEファイル」を１０分の１にまで圧縮したが、「FLACファイル」の場合はせいぜい半分に圧縮するのが限界
「FLACファイル」は「WAVEファイル」に戻したいと思えば、１ビットの狂いもなくきっちりと元の「WAVEファイル」に戻すことができる

アップサンプリングとアップスケーリングの違い

アップサンプリングやアップスケーリングは、このサンプリング周波数や量子化ビットを拡張してハイレゾ音源スペックに引き上げるもの。正確に言えば、サンプリング周波数を引き上げるのがアップサンプリングであり、量子化ビットも含めて引き上げるのがアップスケーリング。アップスケーリングの方が範囲が広い

※アップスケーリングはサンプリング周波数と量子化ビットの両方を拡張してハイレゾ音源スペックに引き上げる。アップサンプリングはサンプリング周波数のみを引き上げる。従って正確にはアップスケーリングが正しい用語の使い方！

参考資料>>>代表的な音楽ファイル形式の種類と特長の一覧