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笠覆寺(りゅうふくじ)は、愛知県名古屋市南区笠寺町上新町83番地にある十一面観音を本尊とする真言宗智山派の寺院。山号は天林山。一般には笠寺観音(かさでらかんのん)の通称で知られる。尾張四観音の一つで、その他尾張三十三観音、名古屋二十一大師やなごや七福神などの霊場の札所である
笠寺観音の歴史
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新しい本堂と信徒会館
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- 寺伝によれば、天平5年(733年、一部文書には天平8年 – 736年)、僧・善光(または禅光)が呼続の浜辺に打ち上げられた、夜な夜な不思議な光を放つ霊木を以て十一面観音像を彫り、現在の南区粕畠町にその像を祀る天林山小松寺を建立したのが始まり
- その後約200年を経て堂宇は朽ち、観音像は雨露にさらされるがままになっていた。ある時、旅の途中で通りかかった藤原兼平(藤原基経の子、875年 – 935年)が、雨の日にこの観音像を笠で覆った鳴海家長・太郎成高の家に仕える娘を見初め、都へ連れ帰り玉照姫と名付け妻とした
- 延長8年(930年)この縁で兼平と姫により現在の場所に観音像を祀る寺が建立され、笠で覆う寺、即ち笠覆寺と名付けられたという。笠寺の通称・地名等もこの寺院名に由来
- 鎌倉時代には塔頭寺院が派生し、僧・阿願によって境内には鐘楼が造られ、尾張三名鐘に数えられる梵鐘が鋳造された。この鐘は建長3年(1251年)の銘があり、愛知県の有形文化財に指定されているが、大晦日には除夜の鐘として参拝者も撞くことができる
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本堂内部横方向からと正面
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護摩堂の外観と内部
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笠寺観音あれこれ
おもかる地蔵(抱き地蔵)
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お願い事を心に思いながら、身をかがめて、そっとお地蔵様を抱き上げてお参りする
願いによって感じる重さが違うと言われている
玉照姫縁結び伝説(恋のエピソード)
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- 恋のパワースポットとしても有名で、縁結びの伝説
- ある一人の女性が雨でずぶ濡れになっている観音様を気の毒に思い、自分の笠をかぶせてあげていた、その姿を見た、藤原兼平に見初められ、その女性は玉照姫と名付けられ妻となった
- 夫妻はその巡り合わせを深く観音様に感謝し、その地に堂を建て、そこに笠をかぶせた観音様を祀ったことから、 笠をかぶった寺=笠覆寺(りゅうふくじ)と名が付いた
- 優しさ、心遣いが良縁を引き寄せたという良いお話
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- こちらには結びの柱というものがある
- 柱の穴で、大切な人同士手と手を結ぶと、お互いを結ぶ縁がより力強く、より素晴らしいものになると言われている!
笠寺観音境内風景
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水かけ地蔵・六地蔵
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手水鉢・多宝塔
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仁王門・鐘楼
笠寺観音アクセス
住所 | 〒457-0051 名古屋市南区笠寺町上新町83 |
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エリア | 南部【南区】 |
アクセス | 名鉄名古屋本線「本笠寺」駅下車。徒歩3分 |
TEL | 052-821-1367(英語での問い合わせ否) |
営業時間 | 8:00~16:00(お札・お守りは授与、朱印の方) |
休館日 | 無休 |
尾張四観音の一つ 笠寺観音・まとめ
尾張四観音の一つ笠寺観音は5年ごとに一巡する『恵方』が2回もあり、節分会では尾張四観音の一の参拝者を集める。また、恋のパワースポットとしても有名であり、平常時でも参拝客は多い。『六の市』として毎月六のつく日には縁日(青空市)が行われ、昔からにぎわっている。近くの小高い丘の上に「笠寺公園」もあり、参拝~散歩というコースもおすすめ
参考記事>>>尾張四観音と恵方 尾張を守護する四観音と恵方の中心名古屋城
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